みなさん。こんにちは。広島は残暑厳しい毎日ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「長寿遺伝子」について。去る8月6日に、NHK番組「サイエンスZERO」放送時に、誰もが長生きできる方法が紹介されていましたので、癒しのコラムでお伝えしようと思います。健康な毎日を送るためにも、ぜひご一読ください。
長寿遺伝子とは?
そもそも長寿遺伝子とはどんな遺伝子なのでしょうか?
正式名称「サーチュイン遺伝子」と言い、誰もが体内に持っている遺伝子。この遺伝子の働きが活性化すると、血管や心臓など臓器や組織の老化が遅くなるだけでなく、脳の神経細胞も長生きになると報告されていました。カラダの組織の老化を防ぐことができれば、長生きできるということですね。しかも、脳の老化が原因で起こるアルツハイマー病や認知症を予防できるという効果まであるそうです。
最近の研究では、長寿遺伝子が稼動すると、誰でも100歳までは生きることができるそうです。カラダもココロも長生きできる素晴らしい遺伝子というのが理解できますね♪
どうすれば長生きできる!?
この長寿遺伝子、全ての人の体内にあるものの、残念ながら普段は働いていないそうです。そのワケとは、はるか昔、飢饉や干ばつなどで食料が確保できなかった時代、子孫を残すために長寿遺伝子が働いて、人類の生存率を少しでも上げていたため。
しかし、時代は流れ、飽食の現代においては、長寿遺伝子の出番はなくなり、眠ってしまっているのです。その長寿遺伝子を呼び覚ますことができれば、誰でも長生きできる。以下に呼び覚ます方法をご紹介します。
カロリー制限でスイッチON!
実は、1日のカロリー摂取量を20~30%抑えるだけ。すると、体内に一種の飢餓状態が作り出され、長寿遺伝子が目を覚ましてくれるそうです。そうなると、細胞内のミトコンドリアが出す活性酸素を除去してくれたり、免疫細胞の暴走を止めたりしてくれるので、肌、血管、脳など様々な器官が修復され、結果的に100種類もの老化現象を抑えてくれるようです。
長寿遺伝子のスイッチがONになると、20~30%ほど寿命が延びるのだと考えられています。
番組内でも言われてましたが、高齢者・妊婦さんなどの過度なカロリー制限は、栄養失調の元となるため、オススメできないそうです。お気をつけください!
理想な食生活を送りましょう♪
では、今まで食べていた量を単純に減らせばいいと思っている方は要注意です!カロリー摂取量が低くなる分、バランスの取れた食生活を送ることが肝心となります。キーワードは「粗食」です。昭和時代の和食が一番いいみたいですね。長生きされている方は、質素な食事を腹八分目ぐらいに抑えていらっしゃるようです。
ひとつ覚えやすいキーワードをご紹介しましょう♪
「まごわやさしい(孫はやさしい)」
- ま・・・まめ(タンパク質・食物繊維)
- ご・・・ごま(ミネラル・ビタミンE)
- わ・・・わかめ(ミネラル・食物繊維)
- や・・・やさい(各種ビタミン・βカロテンなど)
- さ・・・さかな(DHAなど)
- し・・・しいたけ(食物繊維)
- い・・・いも(炭水化物・食物繊維)
これらは昭和時代の和食で最もよく食べられた食材であり、口にする機会が少なくなってしまった食材でもあります。低カロリーで栄養バランスも良いので積極的に食べる習慣をつけましょう!継続することで、長寿遺伝子は常にON状態になるはず。若々しく年齢を重ねるって、とてもステキですね。
私も健康的な毎日を長く過ごせるために、しっかりと実践していこうと思います♪